8年ぶりのタイ総選挙、大麻栽培自由化求める政党も その2 Soi54

 天然素材の手作りふんどし屋忍ブランド、3月24に行われるタイの選挙についての記事の続きです。
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第2次世界大戦後、綿や化学繊維、石油などをどんどん売りたいGHQの政策によってか、日本で栽培していたもの、自然に生えていた大麻畑等は焼き払われ、1948年(昭和23年)にはアメリカによって大麻取締法が法律で定められた。この頃から日本の給食もそうだし、ふんどしからブリーフやパンツとなってアメリカナイズされてきたことは言うまでもない。そして、その後1951年(昭和26年)に覚せい剤取締法が定められた。その当時は大麻はダメで、覚せい剤はオッケーという期間が3年ほどあった計算になる。

 その時代は生まれていないので写真でしか見たことはないが、製薬会社から作業能の促進、徹夜作業、疲労防止と回復、除怠覚醒剤「ヒロポン」として、普通に売られていたというから恐ろしい話である。

 まあ、話を元に戻して、タイの大麻、栽培の自由化とは大きく出たなぁという感じが否めなかったが、よくよく考えるとそもそもほんの数年前までタイ北部、特に黄金の三角地帯(ゴールデントライアングル)周辺では、ケシ畑もそうやけど、大麻はそこらへんに生えてたわけで、その辺りの山岳民族のおじいちゃん、おばあちゃん世代からしてみれば、栽培の自由といわれても、ずっとそうやったやんみたいな感じかもしれないが(笑)

 まあ、なにせ大麻産業は繊維業界から医療業界、麻炭やヘンプシードオイル、嗜好品などなど、本当に様々な利用価値があって多くの産業と密接に絡んでいる超巨大ビジネス。表社会、裏社会、白い事黒い事含め、利害関係やあらゆる利権がらみのドロドロだったり、繊維業界でいえば化学繊維と麻、医療業界でいえば化学薬品と天然医薬品といった複雑な力関係、また各国とのパワーバランスだったり、税収の加減だったりと、まあまそれはそれはいろんな事があるんやろうなと容易に想像がつく。

 合法化にしろ、非合法のままにしろ賛否両論、ホントいろんな意見があるとは思うが、過去に一度も植民地にされていないタイだからこそ、周りの顔色を伺いながらではなく、外部からのわけわからん歪な圧力やカツアゲに屈せずに、タイ国民皆がよく考え、冷静に判断した上で、未成年者の乱用や飲酒運転と同じく使用後の運転などちゃんと規制するところは規制するなど、起こり得る問題点をしっかり見極め、措置をしっかり設定した中で合法化にする。
そして、それがうまく影響して医療、繊維業界含め、様々な産業が活性化して、タイの経済がどんどん上がり、そこで生まれた税金諸々がタイ国民一人一人のためにちゃんと使われ、還元されて、国全体が豊かになれるシステムを構築できるのであれば、それはそれでホント、素晴らしいことだと思う。

 そういえば、フンドシマンの初ふんどしも麻の生地だった。親友からもらって締めたのが最初で、すぐにとりことなった。肌との相性もばっちりで丈夫、風通しもいいから蒸れにくいし、抗菌作用もあるから洗濯物生乾きのような嫌なにおいも少ない。速乾性もいう事なしである。
もちろん忍ブランドのふんどしは、亜麻や麻(ヘンプ)の生地も多数扱っているので、合法化によって繊維業界も活性化し、上質の麻を使った生地が手ごろな価格でもっと増えればいいのになぁと。

 大麻合法化の話で長くなったが、右側の写真のGrabCar(グラブカー)とはタイやマレーシアなどなど東南アジアでホントよく使われている配車アプリで、グラブタクシーやグラブバイク、グラブカーなどなど、タクシーがつかまりにくい場所だったり、前もって予約したりと必要に応じて使える非常に便利なアプリである。お互いの電話番号がわかるので、忘れ物があっても無事届くし、優良ドライバーかそうではないかお客の評価もあるから、運転手も下手な事も出来ない。また、タクシーの配車手数料も20バーツと安く明朗会計、GPSで道も把握できるのでかなり安心して使える。是非、タイに来られる予定がある方にはおすすめアプリである。GrabCarとかGrabTaxiとかで検索するとすぐ出てくる。恐らくそのGrabcarというシステムがGrabTaxiと違って2種免許等持っていない一般市民が副収入として運転手をするという事に対してからかどうかはよくわからないが、とにかく現時点では合法化されていないのだろう。随分前からGrabはタイで浸透していたから、この看板を見てまだ合法化されてなかったのかとちょっと驚きもしたが。

とまあ、フンドシマンにタイでの選挙権はないが、また3月24日の選挙が何らかの圧力で急に延期になったり、暴動だったり、きな臭いことが起こったりしないことを願う。

最後までお読みいただき有難うございました。 忍ブランド

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